
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
佐賀県 / 郷土料理(佐賀県)
須古ずし(すこずし)
有明海に面している白石町は、山や平野、海、川と自然が豊富。特に白石平野は、中世から現代までの間に度重なる干拓事業によって造成された土地で、米や麦、野菜などの農業好適地帯だ。中でも米は、古くから長年品質改良に努めてきたという。伝承によれば、500年以上前、白石町須古地区の領主は、領内の農民のことをとても大切にしており、米の品質改良に尽力している。その甲斐あって、「すし米」「酒造米」として全国で名声を博すほどの評判になった。そんな領主の愛情に感謝し、領民たちは地元で取れた海の幸、山の幸を使ってすしを作り、献上したと言われている。そのすしは、「須古ずし」と呼ばれ、母から子へ、子から孫へと脈々と受け継がれている、現在もお祝い事では欠かせない逸品だ。箱ずしのスタイルが特徴的で、地元のさまざまな具材がのった素朴な味わいが楽しめる。本来はムツゴロウのかば焼きを具材に使うが、近年はムツゴロウが手に入りにくいため、エビやコノシロなどで代用することもある。
材料
- うるち米5合
- もち米0.5合
- 塩小さじ2/3
- 【合わせ酢】砂糖60g
- 【合わせ酢】酢1/2カップ
- 【合わせ酢】塩小さじ1
- ムツゴロウ(かば焼き)5尾
- ゴボウ30g
- ニンジン30g
- シイタケ(乾)5枚
- 【A】シイタケもどし汁1カップ
- 【A】砂糖大さじ2
- 【A】酒大さじ1
- 【A】醤油大さじ2
- 卵3個
- かまぼこ1本
- サヤエンドウ適宜
- 奈良漬1/3枚
- 紅ショウガ適宜
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全7工程
米はといで、塩を入れて普通に炊く。
合わせ酢を作る。
ムツゴロウは身をきれいにはずし半分に切る。
シイタケは水でもどしてせん切り、ゴボウ、ニンジンは短めのうすいささがきにする。
シイタケを【A】の調味料で甘辛く煮て取り出し、さらに同じ煮汁でゴボウ、ニンジンを煮る。
卵は薄焼きにして錦糸卵にする。かまぼこは蒸して18枚のいちょう切りにする。サヤエンドウはゆで、ななめ細切り、奈良漬、紅ショウガは粗いみじん切りにする。
炊きあがったご飯をもろふたに移し、合わせ酢をかけ、切るように混ぜ、丁寧に広げ軽く平均におさえる。縦6、横3等分に切り、上に具をのせ飾る。





