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南関あげ巻き寿司(なんかんあげまきずし) / 郷土料理(南関あげ巻き寿司(なんかんあげまきずし))

農水省 うちの郷土料理

南関あげ巻き寿司

「南関あげ巻寿司」は、南関町に江戸時代から伝わる「南関あげ」を使った巻き寿司。南関町で巻きずしといえばこれというくらい親しまれている。 南関あげは、1枚が20~30cm四方もあり、カリカリサクサクの特徴ある油揚げだ。つくり方は、豆腐を圧縮し、水気をしっかり切った後に、低温と高温の油で2度揚げする。すると水分がほとんどなくなるので、日光が当たらない冷暗所で保管すれば2~3カ月常温で持つ保存食だ。「出汁あげ」と言われるほど、煮込むほどいい出汁が出るので南関地域ではみそ汁や煮物には必ず入れる。四国の愛媛・松山にもこれに似た油揚げがあり、南関あげは松山から伝わったと言われている。「南関あげ巻き寿司」は、油抜きした南関あげを出汁、醤油、砂糖などで甘辛く煮たものを海苔の代わりに使う。煮汁をしぼってから開き、巻きすにのせたらすし飯を広げ、しいたけや人参、卵焼きなどいわゆる巻きずしの具材を巻いてつくる。海苔と違ってご飯につきにくく、巻き終わりもぎゅっと締める力加減にコツが必要で、飲食店や惣菜店などでも手作業でつくられている。南関あげが煮汁をたっぷり吸い、ふっくらジューシーなもちもちとした食感になる。

材料

人数4人分元のレシピの分量:太巻き3本分

作り方 全5工程

  1. 南関あげをバットに1枚ずつ熱湯をかけて重ねる。10分程おくとしんなりするので熱いうちに水気を軽くしぼる。

  2. 鍋に合わせ出汁と調味料Aを入れ、南関あげと干ししいたけを入れて煮るとしいたけの味が出て美味しくなる。落とし蓋または紙蓋などでしっかりと含め煮にしておく。煮上がったら温かいうちに(火傷をしない程度に冷ます)広げる。

  3. すし飯はやや硬めに炊く。すし酢は軽く温めて塩が溶けたら火から下して炊きたてのごはんと合わせる。

  4. 他の具材はやや大きめに切る。南関あげの長さに揃える。

  5. 軽くしぼった南関あげを巻きすに広げ、すし飯を薄く広げる。巻きネタが真ん中に来るようにし、手前から巻く。 海苔を使った巻き方は、まず、海苔にすし飯を広げ、ひっくり返し、海苔の面に具材をのせて巻きこむと、すし飯が表になるので広げた南関あげでさらに巻き込む。 八等分に切って盛り付ける。中に巻く材料は彩りを考えて「三つ葉・高野豆腐・人参の旨煮」などバリエーションを変えてつくるのも良い。 太巻き3本分(すし飯360g)