
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
大分県 / 郷土料理(大分県)
お方ずし(おかたずし)
大分県は、各地にさまざまなすし料理が伝わっている。大分市竹中地区に伝わるすし料理が「お方ずし」。「お方ずし」は、すし飯に焼きほぐしたアジと甘く煮たうずら豆を混ぜて、俵方に握ったすしである。「お方」とは庄屋のことを指す。 昔、農業の繁忙期に入る前の「地獄入り」という行事で、庄屋が小作人たちに、労いの気持ちをこめて振る舞ったのがはじまりといわれる。「地獄入り」とはこれからはじまる農作業の重労働と皆が集まる行事、娯楽を意味していた。当時はごちそうといっても、魚はアジやイワシ、野菜も豆や芋しかとれなかったものの、小作人は白米を食べられるのを非常に喜んだという。 大分県は、各地にさまざまなすし料理が伝わっており、宇佐市、中津市に伝わる「物相ずし(もっそうずし)」は、木製の正方形の木枠を使ってつくられる押しずしの一種。米が非常に貴重だった時代に、皆に平等にいきわたるように生み出されたといわれている。さらに、宇佐市長洲地区には特産品の赤エビを使った「かちエビちらしずし」が、お祭りや来客時のごちそうとして振る舞われる。臼杵市(うすきし)域の郷土料理「茶台ずし」は、ネタに魚介ではなく野菜を使った握りずし。安価で手にはいる野菜をネタに使ったことがはじまりとされている。
材料
- 米280g(2合)
- [すし酢] 酢大さじ2 1/3
- [すし酢] 砂糖27g(大さじ3)
- [すし酢] 塩6g(小さじ1)
- アジ中1尾
- [甘酢] 酢小さじ2
- [甘酢] 砂糖6g(小さじ2)
- [甘酢] 塩1.5g(小さじ1/4)
- [煮豆] 金時豆80g
- [煮豆] 砂糖36g
- [煮豆] 塩3g(小さじ1/2)
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
金時豆を一晩、水に浸ける。
ひたひたの水を加え、一煮立ちさせる。水を換え、煮崩れしないように煮る。
豆が軟らかくなったら砂糖を加え、最後に塩を加える。
ご飯は水を少なめに炊き、すし酢を加える。
アジを素焼きにし、身をほぐす。酢飯に加える直前に、甘酢をかける。
酢飯に煮豆とアジを加え、俵型に握る。





