アメリカ / 主菜
フライドチキン
フライドチキンは、アメリカ南部の農村で二つの文化が交わって生まれました。鶏肉をローストするイングランドの人々とは異なり、スコットランドの人々には、味付けした鶏肉を油脂で揚げる伝統がありました。その後、奴隷としてアフリカから連れてこられた人々が各家庭で働くようになると、別の調味料や、鶏肉をフライパンで焼く調理法が持ち込まれました。奴隷の人々が飼育を許される家畜は鶏だけということが多かったため、特別な日に鶏肉を揚げる習慣がアフリカ系アメリカ人の間に広まりました。奴隷制の廃止後も、南部の貧しい農村で暮らす黒人たちは、鶏が飼育費をまかなえるほぼ唯一の家畜だったため、この伝統を受け継ぎました。フライドチキンは数日間日持ちするので携帯しやすく、人種隔離の時代には、黒人が食事をできる店を見つけられず、自分の食べ物を持ち歩く必要があったことからも重宝されました。南部の白人も鶏肉を揚げる伝統を受け継ぎました。こうしてフライドチキンは、「日曜日のごちそう」や特別な日の料理として定着しました。
材料
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全18工程
好みの粉末調味料を好みの割合で混ぜ、鶏肉にまぶすスパイスミックスを作る。
ボウルにバターミルクを注ぎ、塩を溶かす。
鶏肉を1切れずつスパイスミックスに転がし、全体にまぶす。
鶏肉を1切れずつバターミルクに沈める。
ボウルにふたをして冷蔵庫に入れる。急ぐ場合は2時間ほどでもよいが、味のなじみは弱くなる。一晩漬ける場合は、塩を1/3カップに減らす。
調理する少し前に鶏肉を取り出し、汁気を切る。小麦粉を全体にしっかりまぶし、余分な粉をはたく。
約182℃(360°F)の油に鶏肉を入れ、部位ごとに次の時間を目安に揚げる。
むね肉は10分揚げる。
手羽元は12分揚げる。
もも肉は13〜14分揚げる。
手羽先は10分揚げる。
天板の上に置いた網にのせ、油を切る。
フライパンの底から3〜4mmの深さになる量の油(またはショートニング)を入れ、約163℃(325°F)に熱する。
鶏肉の皮を下にして慎重に入れ、10〜12分、焼き色がつくまで焼く。裏返して反対側も焼く。火の通りにくいもも肉などに、手羽先やむね肉などよりも強く熱が当たるよう、置き場所を調整する。
天板の上に置いた網にのせ、油を切る。
熱い油に大きい部位から順に鶏肉を入れ、約3分、ごく薄い焼き色がつくまで揚げる。その後ふたを閉めてロックする。
圧力を5〜6ポンドにして約7分加熱する。
天板の上に置いた網にのせ、油を切る。
